JavaScriptを使ってプログラムを作成する際、同じ処理を繰り返したりすることはよくあります。この章では「ループ処理」について学んでいきましょう。
ループ処理とは?
ループ処理とは、同じ処理を何度も繰り返し実行することです。たとえば「リスト内のすべての項目を表示する」といった操作を実現できます。
for ループ
繰り返し回数が決まっているときに使います。
for (let i = 0; i < 5; i++) { console.log("カウント: " + i); }
while ループ
条件が真である限り、処理を繰り返します
let count = 0; while (count < 5) { console.log("カウント: " + count); count++; }
do...while ループ
少なくとも1回は必ず実行されるループです。
let num = 0; do { console.log("数値: " + num); num++; } while (num < 5);
for...in ループ
オブジェクトのプロパティを順に処理します。
const person = {name: "太郎", age: 25}; for (let key in person) { console.log(key + ": " + person[key]); }
for...of ループ
配列や文字列の要素を順に処理します。
const colors = ["赤", "青", "緑"]; for (let color of colors) { console.log(color); }
まとめ
ループ処理は、JavaScriptの基本的な構文の中でも特に重要です。しっかりと理解して、自由に使いこなせるようにしましょう。